先に結論
セールスレターやLPをAIで書く手順を、必要な材料、構成の型、5段階のプロンプト例、失敗しやすい表現、料金・実績・約束の公開前確認まで整理します。
セールスレターやLPの原稿をAIに頼むと、すぐに長い文章が出てきます。ところが、誰のどんな迷いに答えるかを渡していなければ、きれいな言葉が並んでも購入や相談の判断には使えません。
AIを使う順番は、材料を集める → 構成を決める → 節ごとに書く → 根拠と約束を確かめるです。文章量を増やす前に、読者が決めるための情報を揃えます。
セールスレターとは|LPとの違いと基本の構成
セールスレターは、読み手が商品やサービスを検討し、次の行動を選ぶための文章です。LPはその文章を載せるページの形式を指すことが多く、問い合わせや申込へつなげる役割は共通します。
構成には決まった一つの正解はありません。まずは「誰に向けるか」「何が変わるか」「なぜ信じられるか」「何を申し込むか」の順に置き、検討に必要な情報を足します。
| 読者の疑問 | 原稿に置く内容 |
|---|---|
| 自分向けか | 対象と対象外、困りごとの具体例 |
| 何をしてくれるか | 提供内容、進め方、依頼者が行うこと |
| 信じてよいか | 確認できた事例、担当者、根拠と限界 |
| 費用と条件は | 料金、追加費用、期間、解約・返金などの条件 |
| 次は何をするか | 相談・申込の方法と、その後の流れ |
ダイレクトレスポンスの考え方はダイレクトレスポンスマーケティングは古いのかで整理しています。ここでは、その考え方を一枚の原稿へ落とす作業に絞ります。
AIに渡す材料|書き始める前に揃える6項目
AIが自社の料金や実績を知っていると考えないほうが安全です。先に、公開してよい資料だけをまとめます。
- 対象者:役職や業種だけでなく、検討を始めるきっかけ。
- 提供範囲:何を納品し、何を依頼者が行うか。
- 対象外:引き受けない仕事と、専門家へ確認する仕事。
- 証拠:掲載許諾を得た事例、確認できる実績、説明できる制作過程。
- 条件:料金、期間、追加費用、申込後の流れ。
- 既存の質問:商談や問い合わせで繰り返し聞かれること。
顧客名、個人情報、未公開の契約条件を一般向けAIへそのまま渡さないよう、入力する範囲と利用環境を確認します。材料がない項目は「未確認」として残し、AIに補完させません。
セールスレターをAIで書く5つの手順とプロンプト例
1. 読者が決めたいことを一文にする
「魅力的なLPを書いて」ではなく、読者が比較する選択肢と迷いを渡します。
以下のサービス資料だけを使い、読者が相談前に決めたいことを3つ挙げてください。
読者は[対象者]です。推測で料金・実績・効果を補わず、不足する材料は質問にしてください。
[公開してよいサービス資料]2. 構成だけを作る
見出しを先に見れば、答えるべき疑問が抜けているか確かめられます。
読者の3つの疑問に答えるLP構成を作ってください。
順番は、対象者、困りごと、提供内容、進め方、証拠、料金・条件、よくある質問、次の行動を目安にします。
各見出しに、根拠として使う資料名を付けてください。3. 節ごとに下書きする
一度に全文を出すと、同じ約束を繰り返しやすくなります。一節ずつ、根拠と読者の疑問を指定して書きます。
「提供内容」の節を200〜300字で下書きしてください。
資料にある作業範囲と依頼者が行うことを分けて書き、成果を保証する表現は使わないでください。
根拠が足りない文は書かず、末尾に不足資料を列挙してください。4. 読者の反論を集める
下書きを読む人の立場で、「まだ分からないこと」「信じる根拠が足りないこと」を質問にします。文章を強くするために煽るのでなく、判断材料の欠落を探します。
5. 人が事実と導線を確認する
公開前に、料金・事例・比較・保証・申込条件を元資料と照合します。問い合わせボタンの遷移先を開き、送信後に何が起きるかも確認します。AIの推敲が終わっても、この確認は省けません。
よくある失敗|速く書けても判断材料が足りない
「誰でも」「必ず」「短期間で」といった言葉は目を引きますが、対象や条件が曖昧なままでは誤解を招きます。導入後の成果を数字で書くときは、測定期間、対象、算出方法、掲載許諾を確認します。事例がない場合は、架空の成功談で埋めず、進め方と担当範囲を具体化します。
AIに任せやすいのは、構成案、質問の洗い出し、文章の言い換え、重複の整理です。価格設定、返金や保証、法令に関わる表現、公開する顧客情報は、責任者が元資料を見て決めます。
自社の説明を毎回書き直しているなら、最初に商談でよく聞かれる質問を一つ集め、その答えをサービスページの一節にするところから始められます。記事やLPの更新を継続する体制はAIマーケティング運用支援で説明しています。
