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Beeperの使い方|LINE・Slack・MessengerのDMを1つの受信箱にまとめてAIとつなぐ

LINE・Messenger・Slack・Instagram・LinkedInのDMを無料アプリBeeperで1つの受信箱に統合し、AI(Claude)に要約や返信下書きを任せる手順を、実際の導入支援経験をもとに解説。初心者向けWordマニュアルの無料ダウンロード付き。

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Beeperの使い方|LINE・Slack・MessengerのDMを1つの受信箱にまとめてAIとつなぐ
カテゴリAI活用・業務効率化
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更新日2026/7/20
QUICK ANSWER

先に結論

LINE・Messenger・Slack・Instagram・LinkedInのDMを無料アプリBeeperで1つの受信箱に統合し、AI(Claude)に要約や返信下書きを任せる手順を、実際の導入支援経験をもとに解説。初心者向けWordマニュアルの無料ダウンロード付き。

この記事は、実際にクライアントのチャット環境をBeeperで統合し、初心者向けのセットアップマニュアルまで作り込んだ経験をもとに書いている。「便利そうなアプリを紹介してみた」ではなく、導入の現場でつまずいたポイントと、その先にあるAI連携までを正直に報告する。

この記事でわかること:

  • Beeperとは何か、何がうれしいのか
  • LINE・Messenger・Slack・Instagram・LinkedInを無料で1つにまとめる手順の全体像
  • 導入現場で実際につまずいたポイント3つ
  • 応用編:AIアシスタント「Claude」とつないで、未読の要約や返信下書きを任せる方法
  • 無料ダウンロード特典2つ:初心者向けWordマニュアル(全手順・図解入り)/AI連携セットアップシート(コピペ用の設定文入り)

想定読者: 仕事の連絡がLINE・Messenger・Slack・InstagramのDMなどに散らばっていて、「見落とし」と「アプリの行き来」にうんざりしている経営者・フリーランス・小規模チームの方。


連絡手段が増えるほど、返信は遅くなる

中小企業の経営者やフリーランスの連絡環境は、だいたいこうなっている。

  • 古くからの取引先とはLINE
  • 経営者仲間や交流会のつながりはMessenger(Facebook)
  • 社内やプロジェクトはSlack
  • SNS経由の問い合わせはInstagramのDM
  • 採用や営業のつながりはLinkedIn

1つひとつは便利なのに、全体としては「5つのアプリを巡回しないと未読が拾えない」状態になる。巡回が面倒だから後回しになり、後回しにするから返信が遅れ、返信が遅れるから機会を逃す。

私が導入支援に入ったクライアントも、まさにこの状態だった。そこで使ったのが、バラバラのチャットを1つの受信箱にまとめる無料アプリ「Beeper(ビーパー)」だ。

Beeperとは?

Beeperは、複数のチャットサービスを「1つの受信箱」に統合してくれるアプリだ。WordPress.comなどを運営するAutomattic(オートマティック)社が提供しており、パソコン(Windows / Mac)とスマホ(iPhone / Android)の両方で使える。

Beeperを開けば、LINEもSlackもInstagramのDMも、全部のメッセージが1つの画面に時系列で並ぶ。読むだけでなく、返信もBeeperからそのまま送れる。同じアカウントでログインすれば、パソコンとスマホは自動で同期される。

重要なのは、元のアプリが使えなくなるわけではないという点だ。Beeperは「まとめて見られる窓口」が増えるだけで、LINEやSlackのアカウントも履歴もそのまま。合わなければBeeperをやめるだけで元に戻る。導入のリスクが小さいのは、クライアントに勧めるうえで大きなポイントだった。

対応サービスと無料枠

今回の導入で接続したのは次の5サービスだ。

サービス対応状況備考
LINE○ 対応2026年6月に対応開始(クラウド接続)
Messenger(Facebook)○ 対応Facebookアカウントでログイン
Slack○ 対応ワークスペース単位で接続
Instagram○ 対応DMを送受信できる
LinkedIn○ 対応メッセージ機能に対応
Chatwork△ 対応可公式には未対応だが、KAKUKATAで接続方法を確立済み(詳しくはお問い合わせ

料金は次のとおり。

  • 無料プラン: 合計5つまで(各サービス1アカウントずつ)
  • Beeper Plus(月額$9.99・1,500円ほど): 合計10個まで。同じサービスの複数アカウント接続も可能

上の5サービスなら、ちょうど無料枠に収まる。まず無料で始めて、足りなくなったらPlusを検討すればいい。

セットアップの全体像

手順の詳細は記事末尾のWordマニュアルに図解入りでまとめてあるので、ここでは全体像と設計の意図だけ書く。

  1. パソコンにBeeperを入れて、アカウントを作る(約10分)
  2. パソコンで各チャットサービスをつなぐ(1サービスあたり約3分)
  3. スマホにもBeeperを入れて、同じアカウントでログインする(約5分)

ポイントは、先にパソコンで全部つなぐことだ。各サービスへのログイン作業(メールアドレスやパスワードの入力、QRコードの読み取り)は、画面が大きくキーボードが使えるパソコンの方が断然ラクだ。パソコンで接続を終えてしまえば、スマホ側は「アプリを入れてログインするだけ」で同じ状態になる。

初心者の方に案内するときは、この順番にするだけでつまずきが目に見えて減る。

導入現場でつまずいたポイント3つ

実際にセットアップを支援してみて、事前に知っておくべきだと感じたのは次の3つだ。

1. LINEは「クラウド接続」で、まだ新しい機能

BeeperのLINE対応は2026年6月に始まったばかりで、Beeper社のサーバー経由で接続される方式だ。新しい機能のため、接続が不安定になることがある。うまくいかないときは時間を置いて再接続すると通ることが多い。

また、接続前にスマホのLINEアプリで「設定 → アカウント → ログイン許可」がオンになっているかを確認しておくと、QRコードログインがスムーズだ。

2. Chatworkは公式未対応(ただし、つなぐ方法はある)

建設業や士業の取引先で根強いChatworkは、Beeperのサービス一覧には出てこない。公式には未対応だ。

ただ、KAKUKATAではその後、技術的な仕組みを使ってChatworkをBeeperの受信箱に取り込む方法を確立できた。環境ごとに手順が変わるうえ設定にひと手間かかるため、この記事では割愛するが、「Chatworkも1つの受信箱にまとめたい」という方は個別に案内できる。

Chatwork連携について問い合わせる

3. 通知が二重に届く

Beeperと元のアプリの両方から通知が来るので、そのままだとむしろうるさくなる。おすすめは「普段見る方の通知だけ残す」やり方だ。元のアプリは消さずに残しておけば、いつでも従来どおり使える。特定の相手だけ通知を止めたいときは、チャットを長押し(PCでは右クリック)してミュートすればいい。

あわせて、接続直後は過去の履歴が一気に読み込まれて受信箱があふれるので、「返信が必要なものだけ受信箱に残し、あとはアーカイブ」と最初に整理してしまうのがコツだ。アーカイブは削除ではないので、あとから検索でいつでも見返せる。

応用編:AI(Claude)とつないで「読む・要約する・下書きする」を任せる

ここからが、Beeperを単なる便利アプリで終わらせないポイントだ。

パソコン版のBeeperには、AIアシスタントと連携するための入り口(MCPという仕組み)が最初から用意されている。AnthropicのAI「Claude(クロード)」とつなぐと、こんな指示が通るようになる。

  • 「未読のメッセージをまとめて要約して」
  • 「昨日の◯◯さんとのやり取りを整理して」
  • 「このメッセージへの返信文を下書きして」

5つのチャットが1つの受信箱にまとまり、その受信箱をAIが読めるようになる。つまり「チャットの巡回」という仕事そのものをAIに渡せる。

設定はコピペ1回で終わる

難しそうに聞こえるが、Claude Code(Claudeのパソコン用アプリ)を使っている場合、設定は「用意した文章を1回貼り付けて送信する」だけだ。MCPサーバーの登録から動作テストまで、Claudeが自動でやってくれる。

実際にクライアント案内で使っているコピペ用のセットアップ文(そのまま貼るだけの全文+うまくいかないときの対処込み)は、Wordのセットアップシートにまとめて無料配布している。最初に試すと便利な指示3つも収録した。

▶ Beeper×Claude AI連携セットアップシートを無料ダウンロード

Claude Desktopを使う場合も、Beeperの「Settings → Integrations」にワンクリックの接続案内が用意されている(手順はシートに記載)。

AI連携で押さえておくべきこと

  • この連携はパソコンの中だけで動く仕組みで、Beeperアプリが起動している間だけ使える。
  • AIがメッセージを読めるようになるので、最初は「要約」など読み取り系の使い方から試すのがおすすめだ。返信の自動送信までいきなり任せる必要はない。
  • 設定がうまくいかなくても、基本機能(受信箱の統合)だけで十分に元が取れる。無理に進めなくていい。

セキュリティはどう考えるか

クライアントに導入するとき、必ず聞かれるのがここだ。

BeeperはAutomattic社のサービスで、多くの接続はパソコン・スマホ本体の中(オンデバイス)で処理される。ただし、LINEなど一部のサービスはBeeperのサーバー経由で接続される。

だから私は「全部を一気につなぐ」のではなく、重要度の低いアカウントから試して、様子を見て広げる進め方を勧めている。元のアプリはそのまま残るので、いつでも撤退できる。この撤退可能性こそが、新しいツールを試すときの一番の安全装置だ。

よくある質問

Q. 料金はかかりますか? A. 無料で使える(連携は合計5つまで)。この記事とマニュアルの内容はすべて無料版でできる。

Q. 元のアプリはもう使えなくなりますか? A. 今までどおり使える。Beeperは「まとめて見る窓口」が増えるだけだ。

Q. 接続が切れてしまいました A. 各サービス側でパスワードを変更したときなどに再ログインが必要になる。Beeperの設定画面から該当サービスにログインし直せばいい。

無料ダウンロード特典(2つ)

今回クライアント向けに作成した資料を、そのままダウンロードできるようにした。

1. Beeperインストールマニュアル(Word版) — インストールからLINE・Messenger・Slack・Instagram・LinkedInの接続、スマホ同期まで、実際の画面つきで解説した初心者向けマニュアル。

▶ インストールマニュアルを無料ダウンロード

2. Beeper×Claude AI連携セットアップシート — コピペ1回で終わるセットアップ文の全文、Claude Desktop版の手順、最初に試すと便利な指示3つ、うまくいかないときの対処をまとめた1枚もの。

▶ AI連携セットアップシートを無料ダウンロード

「チャットの巡回」をAIに渡すところから始めよう

Beeperの本当の価値は、アプリが1つ減ることではない。散らばっていた連絡が1か所に集まり、そこにAIをつなげられる状態になることだ。「未読の要約」から始めるだけでも、朝のチャット巡回が一言の指示に変わる。

KAKUKATAでは、こうしたツール導入の一歩目から、業務全体をAIで回す仕組みづくりまで、実際に手を動かしながら伴走している。「自分の環境ならどこから手をつけるべきか」を相談したい方は、気軽にどうぞ。

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